11月17日、注目の中で兵庫県知事選挙の投票が行われました。
おねだり&パワハラ疑惑や公益通報者保護法など、斎藤元彦知事が失職するまでに多くの報道や意見を目にしました。
一時はおねだり&パワハラ知事というレッテルが貼られて、「早く辞めろ」の声が多数だったと思います。
それが何故か…逆転・復活で斎藤元彦知事再選となりました。
選挙演説を見ていると、なぜか立花孝志さんが立候補されていました。
分からないことが多い兵庫県知事選挙について、何があってどうなっているのか、私なりに調べてみました。
なぜ百条委員会が開かれたのか?兵庫県知事選挙で立花孝志さんは何を言ったのか?
斎藤元彦知事が失職した理由から、再選されるまでを通して、なるべくわかりやすく書いていきますので、最後までお付き合いください。
斎藤元彦知事が失職した理由
告発文書 7つの疑惑
3月に元兵庫県民局長から告発文書を出されます。斎藤元彦知事と側近あてで、パワハラや企業から贈答品を受け取った疑惑など7つの内容でした。
知事あての疑惑
職員をどなりつけるパワハラ
企業から贈答品を受け取った
知事選の投票依頼をした
片山前副知事あての疑惑
プロ野球優勝パレードの寄付金集めで補助金をキックバックさせた
副理事長2人の解任通告し強いストレスをかけた
政治資金パーティー券購入で圧力
県幹部あての疑惑
知事選で事前運動した
元県民局長は、これらの7つの疑惑を告発する文書を作成、県議や報道機関に配りました。
この告発文書は、後々「怪文書」として、問題を生むことになります。
百条委員会とは
元県民局長が出した告発文書を知った斎藤元彦知事が内部調査を指示、文書が保存されていた公用PCを押収して調べます。
4月に元県民局長が公益通報窓口に通報しますが、斎藤元彦知事は文書の内容は嘘八百で誹謗中傷と判断し、弁護士に相談の上で、局長を停職3ヶ月の懲戒処分にします。
5月に県議会が、これは内部調査不十分のため徹底的に調べるとして、百条委員会を設置しました。
百条委員会が開かれている中、7月7日に元県民局長が亡くなり、その責任をとって11日に片山副知事が辞職します。
百条委員会で、7月19日に証言の予定があり、 ”亡くなるような感じじゃなかった”との周りの人の声があります。
告発文を書いて、やっと訴える場所ができたのに…たしかに変です。
選挙期間中、百条委員会に片山副知事が証人として呼ばれますが、選挙期間中のため公開しなかったようです。
ここで聞かれた質問では、百条委員会の中心人物である奥谷謙一県議会議員が元片山副知事に、「PCの中身知ってるね?」と尋ねます。
元片山副知事が言おうとすると、奥谷謙一県議会議員が止めたというのです。
おかしいですね。
尋ねておいて、答えようとしたら止めるなんて…不思議です。
兵庫県議会議員一致の不信任決議で失職
斎藤元彦知事に対するパワハラ&おねだり疑惑報道は、毎日のように流れていました。
これら全てが事実かどうかと疑いもありましたが、報道は過熱していきました。
元県民局長の「怪文書」の内容をもとに、百条委員会のメンバーは斎藤元彦知事らを激しく追及したのです。
メディアによる”レッテルはり”を感じた人もいたかもしれませんね。
大声を出した、付箋を丸めて投げたことは事実だったと斎藤元彦知事が認めて謝りました。
しかし、メディアによる斎藤元彦知事への批判報道が過熱し、後ろ盾だった維新が途中から態度を変えました。
後ろ盾をなくしたことと、斎藤元彦知事が道義的責任について問われた時に、「よく分からない」と答えたため、県議会は知事としての資質に問題があるとの判断から、県議会議員一致の不信任決議となったのでしょう。
斎藤元彦知事が再選されるまで
立花孝志さんは何を言ったのか
立花孝志さんは、今回の兵庫県知事選挙の立候補の理由に、自らの当選ではなく斎藤元彦知事の当選のためと言っていました。
また、真実を明らかにしたいのだとも言っていました。
立花孝志さんの主張
斎藤元彦知事に対して守旧派からの嫌がらせがあったのではないか?
天下りOBをなくす、県庁舎の建替え費用の見直し、などの改革への強い反発からか?
公用PCに斎藤元彦知事を陥れるような内容があった
また、百条委員会の内容を選挙期間中に公開しないのはなぜか?
公開するべきと言っていました。
百条委員会が公用PCの内容を公開しないのは、告発した元県民局長のプライベート情報があったからではないのか?
これらの主張から百条委員会での内容を録音したものを選挙中に公開していました。
SNSのメディアと違う報道が動かした?
マスメディアの斎藤元彦知事への レッテルはりの偏向報道がされる中、SNS上ではおねだり疑惑報道は真実ではない、という当該側からの情報がありました。
これにより、メディアの報道が変更報道であることに気づいた多くの人達がSNSで、斎藤元彦知事に「ごめんなさい」と書くようになっていました。
この流れが、斎藤元彦知事の選挙演説に集まった沢山の人達を集めた理由かもしれません。
兵庫県民は斎藤元彦知事の継続を選んだということです。
百条委員会はなぜ開かれたのか?兵庫県知事選挙で立花孝志は何を言ったか?まとめ
斎藤元彦知事は3月に元兵庫県民局長から告発文書を出されます。
4月に元県民局長が公益通報窓口に通報しますが、斎藤元彦知事は文書の内容は嘘八百で誹謗中傷と判断し、弁護士に相談の上で、局長を停職3ヶ月の懲戒処分にします。
5月に県議会が、これは内部調査不十分のため徹底的に調べるとして、百条委員会を設置しました。
立花孝志さんは、今回の兵庫県知事選挙の立候補の理由に、自らの当選ではなく斎藤元彦知事の当選のためと言っていました。
また、真実を明らかにしたいのだとも言っていました。
斎藤元彦知事への告発騒動が百条委員会を設置しなければならなかった理由や、騒動へのメディアの偏向報道によって、多くの国民が真実に気づいて行動したことが分かりました。
選挙のあり方が大きく変わってきていることにも、多くの人が気づいているでしょう。
報道とは本来ならば、真実を伝えなければ意味がないと思います。
そのことに多くの人が気づけば、大手メディアも本来の役割へと変わっていけるのではないか、と期待しました。
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。
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